Inception が Mercury 3 を公開した。同社のブログでは、これまでに出した拡散型大規模言語モデルのなかで最も高性能だと位置づけている。ブログの日付は 2026 年 10 月 19 日。OpenRouter の inception/mercury-3 モデルページでは、リリース日が 2026 年 10 月 16 日と記されている。

料金・速度・コンテキスト

Inception のモデルページによると、Mercury 3 の料金は 100 万トークンあたり入力 0.20 ドル、出力 0.70 ドル。公開時点では 50% オフで、入力 0.10 ドル、出力 0.35 ドルとしている。キャッシュ入力は通常 100 万トークンあたり 0.02 ドル、公開時価格では 0.01 ドル。ブログでは、キャッシュトークンは入力価格から 90% オフだと書かれている。

Inception によると、Mercury 3 は NVIDIA GPU 上で毎秒 1,068 トークンで動き、コンテキスト窓は 100 万トークン。Mercury 2.5 の 26 万から広げたとしている。

Inception による比較

Inception は、一連のベンチマークで Mercury 3 が GPT-6 Luna と Claude Haiku 5.5 を上回り、速度は 4〜8 倍だと述べている。概要欄では、品質を GPT-6 Luna や Claude Haiku 5.5 といった速度重視のフロンティアモデルと同等以上とも書いている。ブログには、これらの主張の横に個別のベンチマーク得点は載っていない。

提供先

Inception によると、Mercury 3 は Inception API Platform のほか、OpenRouter、Baseten、Vercel で利用でき、API は OpenAI 互換。OpenRouter 上のモデル ID は inception/mercury-3。Inception API のモデルページの例では、モデル名 mercury-3 が使われている。

OpenRouter は北京時間 10 月 20 日 00:54、X で Mercury 3 が OpenRouter 上で利用可能になったと投稿し、毎秒 1,000 トークン超、コンテキスト 100 万、公開時価格として入力 0.10 ドル・出力 0.35 ドル(各 100 万トークン)を挙げた。

Mercury 2 と Mercury 2.5

Inception のモデルページによると、Mercury 2 と Mercury 2.5 は新規ユーザー向けには提供されていない。2026 年 10 月 19 日より前に利用があった既存顧客は、2026 年 11 月 15 日までアクセスを維持できる。エンタープライズ顧客は既存契約のもとで引き続きサポートされ、Mercury 3 への移行案内が示されている。