Claude Code そのもの、つまりターミナルで動き、計画を立て、コードを直し、コマンドまで実行してくれるエージェントは気に入っている。でも毎日使うとなると料金が気になる。そういう開発者は少なくありません。Claude Pro は月20ドル、Max は100ドルからです。一方で中国勢のコーディングプランは、安くて実力も十分になってきました。Z.ai の GLM Coding Plan は18ドルから、MiniMax の M Plan は22ドルから、BytePlus の Coding Plan は10ドルから、StepFun の Step Plan は6.99ドルからです。Alibaba Cloud の Qwen Coding Plan Pro は月50ドルで、Qwen、GLM、Kimi、MiniMax のモデルをひとつの契約で使えます。
うれしいことに、これらを使うために Claude Code を手放す必要はありません。以下の各社はどこも Anthropic 互換のエンドポイントを用意し、Claude Code 向けの設定ページを公開しています。2026年10月8日にそれらの公式ページをひとつずつ確認しました。アドレス、変数名、モデル ID、利用ルールはすべてそこからの引用です。公式に書かれていないことは、そうはっきり書きます。
仕組み
Claude Code は Anthropic の Messages 形式で通信します。同じ形式を話すサーバーに向け直せば、ほかの会社のモデルでもそのまま動きます。変えるのは実質3つです。
- ANTHROPIC_BASE_URL — Anthropic の代わりに、各社のプラン用エンドポイントを指定します。
- キー — プラン専用のキー。たいていは ANTHROPIC_AUTH_TOKEN に入れます。Kimi だけは ANTHROPIC_API_KEY を使います。
- モデルの割り当て — Claude Code は Opus、Sonnet、Haiku(場合によっては Fable やサブエージェント用モデル)を名前で呼び出します。ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_FABLE_MODEL、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL で、それを各社のモデル ID に置き換えます。ひとつでも抜けていると、それを使う裏方の処理(タイトル生成、要約、サブエージェント)が黙って失敗しがちです。
多くの会社は、これらを ~/.claude/settings.json の env の中に書くよう案内しています(Windows ではユーザーフォルダの .claude\settings.json)。JSON のキーと文字列の値として書いておけば、どう起動しても設定が効きます。シェルで export しても動きますが、そのターミナルの間だけです。ひとつ引っかかりやすい点があります。Kimi と StepFun のガイドによると、settings.json の env に書いた値は、シェルで export した同じ名前の変数より優先されます。
2つの習慣で、トラブルはかなり減ります。まず、プランのキーはプランのアドレスと組み合わせること。どの会社にも従量課金用のアドレスとキーが別にあり、混ぜるとエラーになるか、プランの枠ではなく残高から黙って引かれます。次に、始める前に古い設定を消すこと。MiniMax と BytePlus はどちらも、シェルに残っている ANTHROPIC_AUTH_TOKEN と ANTHROPIC_BASE_URL を unset するよう求めています(.bashrc や .zshrc に書いてあれば、その行も削除)。残っていると新しい設定を上書きしてしまうからです。
Alibaba Cloud、BytePlus、Kimi、そして Zhipu の中国版サイトは、~/.claude.json に "hasCompletedOnboarding": true を追加するようにも書いています。settings.json とは別のファイルです。これで Claude Code の初回起動時の Anthropic ログインを飛ばせます。Anthropic のアカウントがない場合や、Claude Code が提供されていない地域では、ここで止まってしまうためです。
GLM Coding Plan(Z.ai)
Z.ai プラットフォームの API Keys ページでキーを作り、env に次のように書きます。
- ANTHROPIC_AUTH_TOKEN:Z.ai の API キー
- ANTHROPIC_BASE_URL:https://api.z.ai/api/anthropic
- ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL:glm-5.3[1m]
- ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL:glm-5.3[1m]
- ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL:glm-5.3-flash[1m]
- CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW:1000000
- CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC:1
- API_TIMEOUT_MS:3000000
どのプランでも使えるモデルは GLM-5.3 と GLM-5.3-Flash の2つだけです。モデル名の末尾に [1m] を付け、圧縮ウィンドウも合わせて設定すると1Mコンテキストになります。[1m] 付きのモデルが存在しないと言われたら、Claude Code を更新するのが Z.ai の案内です。小さな食い違いもあります。同じページで、デフォルトの割り当ては3つとも GLM-5.3-Flash と書かれていますが、手動設定の例では Opus と Sonnet に GLM-5.3 を使っています。どちらのモデルもプランに含まれているので、どちらでも動きます。
JSON を手で書きたくなければ、Z.ai の Coding Tool Helper(npx で @z_ai/coding-helper を実行)が代わりに設定してくれます。中国本土向けの bigmodel.cn で契約した場合は、Base URL を https://open.bigmodel.cn/api/anthropic にし、キーもそちらのものを使います。
Z.ai の利用ポリシーでは、プランを使えるのは公式にサポートされたツールだけです。Claude Code はその中に入っていますが、契約の共有はできず、違反が重なるとアカウント停止もありえます。
Qwen Coding Plan(Alibaba Cloud Model Studio)
Model Studio の Coding Plan ページで、プラン専用のキーをコピーします。sk-sp- で始まるものです。Model Studio の通常のキーは sk- で始まり従量課金になるので、ここでは使いません。
- ANTHROPIC_AUTH_TOKEN:sk-sp- で始まるキー
- ANTHROPIC_BASE_URL:https://coding-intl.dashscope.aliyuncs.com/apps/anthropic
- ANTHROPIC_MODEL:qwen3.7-plus
- ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL:qwen3.7-plus
- ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL:qwen3.7-plus
- ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL:qwen3.7-plus
- CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL:qwen3.7-plus
~/.claude.json にも "hasCompletedOnboarding": true を加え、新しいターミナルを開きます。Alibaba Cloud の中国版サイトのアカウントなら、アドレスは https://coding.dashscope.aliyuncs.com/apps/anthropic です。
使えるのは次のモデル ID だけで、大文字と小文字も区別されます。推奨は qwen3.7-plus、qwen3.6-plus、kimi-k2.5、glm-5、MiniMax-M2.5。ほかに qwen3.5-plus、qwen3-max-2026-01-23、qwen3-coder-next、qwen3-coder-plus、glm-4.7。それ以外はエラーになります。
6社の中でいちばんルールが厳しいのがここです。Alibaba Cloud は、プランはコーディングツールでの対話的な利用に限ると明記しています。自動化スクリプト、アプリのバックエンド、そのほか非対話的な呼び出しにキーを使うと違反になり、契約の停止やキーの無効化もありえます。キーは本人専用で、返金もできません。枠はプロンプトの数ではなくモデルの呼び出し回数で数えます。Alibaba Cloud によれば、簡単なタスクで通常5〜10回、複雑なものは10〜30回以上です。使い切るとリクエストはそのまま失敗し、従量課金に自動で切り替わることはありません。FAQ には、Claude Code の Agent Teams はこのプランでは使えないとも書かれています。
MiniMax M Plan
MiniMax コンソールの Plan Details で Subscription Key を取得します。通常の API キーとは別物で、互いに代わりには使えません。先にシェルの古い ANTHROPIC_AUTH_TOKEN と ANTHROPIC_BASE_URL を消してから、次のように設定します。
- ANTHROPIC_BASE_URL:https://api.minimax.io/anthropic
- ANTHROPIC_AUTH_TOKEN:Subscription Key
- CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW:524288
- ANTHROPIC_MODEL:MiniMax-M3.1-Flash-Preview[1m]
- ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL:MiniMax-M3.1-Flash-Preview[1m]
- ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL:MiniMax-M3.1-Flash-Preview[1m]
- ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL:MiniMax-M3.1-Flash-Preview[1m]
これを全部書いてくれるセットアップウィザードもあります(npx -y mmx-cli@latest agent setup を実行し、Claude Code を選ぶ)。うまくいったかは、Claude Code の中で /status を打って api.minimax.io/anthropic が出るか、続けて /model で MiniMax-M3.1-Flash-Preview と表示されるかで確かめます。このモデルは常に思考がオンで、オフにはできません。MiniMax の中国版プラットフォームのアドレスは https://api.minimax.cn/anthropic です。
利用量は5時間ウィンドウと週ウィンドウで管理され、つないだツールすべてで共有されます。Subscription Key なら残高には一切手を付けません。上限に達したあとは、購入済みのクレジットパックがあればそちらが使われます。MiniMax はこのプランを個人の対話的な利用向けとしていて、本番環境には従量課金を勧めています。
Kimi Code(Kimi メンバーシップ)
Kimi Code の特典が付いた Kimi メンバーシップが必要で、プランの選び方が肝心です。新しい Go プランにはコーディング枠がまったくありません。キーは Kimi Code Console で作ります(表示されるのは一度だけ)。Kimi のガイドは、まず短いスクリプトを実行して Anthropic ログインを飛ばし、settings.json に残った古い ANTHROPIC 系の設定を消すところから始まります。手作業でも同じことができます。~/.claude.json に "hasCompletedOnboarding": true を設定し、古いアドレス、キー、モデルの設定を削除してから、次のように書きます。
- ANTHROPIC_BASE_URL:中国国外は https://api.kimi.ai/coding/、中国国内は https://api.kimi.com/coding/
- ANTHROPIC_API_KEY:Kimi Code のキー(AUTH_TOKEN ではなく API_KEY です)
- ANTHROPIC_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_FABLE_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL:すべて k3-256k
- CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL:high
- CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW:262144
- CLAUDE_CODE_MAX_CONTEXT_TOKENS:262144
使えるモデルはプランで変わります。Plus(旧プランでは Moderato)は k3、k3-256k、kimi-for-coding。Pro 以上(旧プランでは Allegretto 以上)はこれに kimi-for-coding-highspeed が加わり、1M版の k3 も使えます。その場合はすべてのモデル欄を k3[1m] にし、2つのウィンドウの値を 1048576 にします。Kimi によると、1Mの k3 は k3-256k の約2倍の枠を消費します。旧プランの Andante は kimi-for-coding だけです。
Claude Code がこの API キーを使うか尋ねてきたら「はい」を選びます。/status に Claude のモデル名が出ていても慌てる必要はありません。Base URL が api.kimi.ai/coding/ になっていれば、リクエストは Kimi に届いています。なお Kimi は、クライアントの User-Agent を書き換えると違反になり、特典を止められることがあると注意しています。
BytePlus ModelArk Coding Plan
ModelArk コンソールで API キーを作ります。古い ANTHROPIC_AUTH_TOKEN と ANTHROPIC_BASE_URL を消してから、次のように設定します。
- ANTHROPIC_AUTH_TOKEN:ModelArk の API キー
- ANTHROPIC_BASE_URL:https://ark.ap-southeast.bytepluses.com/api/coding
- ANTHROPIC_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL:ark-code-latest、または具体的なモデル名
- CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC:1
続けて ~/.claude.json に "hasCompletedOnboarding": true を加えます。アドレスには注意してください。BytePlus によると、/api/v3 で終わる通常のモデル用アドレスはプランの枠を使わず、別料金になります。通信を止める設定も、ここでは思った以上に大事です。設定しないと Claude Code のバックグラウンドのテレメトリーが Base URL 経由で送られ、プランの枠を食ってしまう、と BytePlus は説明しています。
ark-code-latest を使う場合は、コンソールの管理ページでモデルを選びます。反映まで3〜5分かかります。具体的なモデル名を指定する場合は、Claude Code 側で切り替えます(起動時に claude --model の後にモデル名、セッション中は /model)。対応モデルは dola-seed-2.0-pro、dola-seed-2.0-lite、dola-seed-2.0-code、bytedance-seed-code、glm-5.3-flash、glm-5.2、glm-5.1、kimi-k2.5、gpt-oss-120b、deepseek-v4.1-flash、deepseek-v4-flash、deepseek-v4-pro です。Haiku 欄には小さめのモデルを入れるよう勧めています。glm-5.2、deepseek-v4-flash、deepseek-v4-pro で1Mコンテキストを使うには、モデル名に [1m] を付け、CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW を 1000000 にします。以前 Claude Code にログインしていてログイン画面が出る場合は、/logout してから起動し直します。
プランの枠はサポート対象のコーディングツールでしか使えず、API 呼び出しには使えません。プランのキーとアドレスをほかで使うと不正利用とみなされ、契約停止やアカウント停止になりうる、と BytePlus は書いています。ファイルを手で編集したくなければ、BytePlus の ArkCLI Helper が Claude Code の設定をしてくれます。
StepFun Step Plan
Step プラットフォームの API keys ページでキーを作ります。設定は6社の中でいちばんシンプルです。
- ANTHROPIC_AUTH_TOKEN:Step の API キー
- ANTHROPIC_BASE_URL:https://api.stepfun.ai/step_plan
- model:step-5-preview(これだけは env の中ではなく、settings.json のいちばん外側に書きます)
必要なら ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL、ANTHROPIC_DEFAULT_FABLE_MODEL、CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL も step-5-preview にします。Step Plan のほかのモデル ID は step-3.7-flash、step-3.5-flash-2603、step-3.5-flash です。Step 5 Preview のコンテキストは1Mですが、Claude Code は200Kとみなすことがあります。その場合は CLAUDE_CODE_MAX_CONTEXT_TOKENS と CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW を 1000000 にします(1M ではなく数字で書く)。推論の強さは low、medium、high の3段階で、xhigh と max は high として扱われます。
アドレスに /v1 を付けないでください。Claude Code が自分で /v1/messages を足します。また https://api.stepfun.ai だけだと従量課金の経路になり、プランの枠は使われません。StepFun は Claude Code 2.1.209 で互換性を確認しています。ほかの5社と違い、Step Plan の公式概要には、利用できるプラットフォームに制限はないと書かれています。クレジットは月ごとに付与され、5時間ウィンドウもリクエスト頻度の制限もありません。
Claude に戻すには
ここは慎重に。Claude Code の公式ドキュメントによると、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN と ANTHROPIC_API_KEY はどちらも Claude のサブスクリプションのログインより優先されます。どちらかが残っている限り、Pro や Max の契約は使われません。戻す手順は次のとおりです。
- env から各社の設定を消します。ANTHROPIC_BASE_URL、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN または ANTHROPIC_API_KEY、モデル割り当ての変数すべて、それに CLAUDE_CODE_AUTO_COMPACT_WINDOW、CLAUDE_CODE_MAX_CONTEXT_TOKENS、CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL、API_TIMEOUT_MS などの追加分です。StepFun を使っていたなら、いちばん外側の model の行も消します。
- シェルの設定ファイルや、プロジェクト内の .claude/settings.json に残りがないか確認します。
- キーだけでなく ANTHROPIC_BASE_URL も消します。Anthropic のドキュメントによると、アドレスだけが残っていると、Claude Code は claude.ai のログイン情報を付けたままそこへリクエストを送ります。
- CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC を設定していたら、0 にするのではなく削除します。0 でもオンのままと扱われます。
- 新しいターミナルで claude を起動し、求められたら /login、最後に /status でどの認証情報が使われているか確認します。
頻繁に切り替えるなら、同じファイルを毎回書き換えるのはやめましょう。Claude Code の --settings オプションを使えば、そのセッションだけ別の設定ファイルを読み込めます。会社ごとにファイルを分けておき、メインの設定は Claude のままにしておけば楽です。Alibaba Cloud、MiniMax、BytePlus のドキュメントは、ワンクリックで切り替えられるコミュニティ製のオープンソースアプリ CC Switch も紹介しています。
よくあるエラー
- 401、キーが無効、認証失敗 — たいていはキーとアドレスの組み合わせ違いです。従量課金の通常キーをプランのアドレスに使っている(またはその逆)、コピーしたキーに余計な空白が入っている、契約が切れている、など。Kimi ではキーが ANTHROPIC_API_KEY に入っているか確認を。StepFun は、ANTHROPIC_API_KEY だけ更新して古い ANTHROPIC_AUTH_TOKEN を残さないよう注意しています。
- api.anthropic.com に触れた「Unable to connect to Anthropic services」 — Claude Code がまだ Anthropic につなごうとしています。設定が読み込まれていないか、~/.claude.json に "hasCompletedOnboarding" がありません。新しいターミナルを開き、/status で確認します。
- 本文のない404 — アドレスの末尾に余計なパスが付いています。Alibaba Cloud と StepFun は、Claude Code では /v1 なしのアドレスを使うよう求めています。
- モデルが非対応、見つからない — モデル ID の綴りや大文字小文字の間違い、プランに含まれないモデル、または割り当て漏れです。裏方の処理やサブエージェントだけが失敗するなら、たいてい Haiku、Fable、サブエージェントのどれかが抜けています。
- プランを契約したのに残高が減る — 従量課金の経路を通っています。Z.ai ではエラー1113(残高不足)として出ます。アドレスにプラン用のパス(coding、api/anthropic、step_plan など)が入っているか、プランのキーを使っているかを確認してください。
- 枠のエラー — Alibaba Cloud は上限に達すると hour allocated quota exceeded(または week、month)を返し、混雑時には concurrency allocated quota exceeded も出ます。StepFun は 402 quota_exceeded です。Z.ai、MiniMax、Alibaba Cloud は、いずれも混雑時間帯に同時接続数を絞ります。
- 設定を変えても効かない — settings.json に残った値がシェルの変数を上書きしていますし、シェルの export はそのセッション限りです。Claude Code を完全に終了してから起動し直します。
契約前に知っておきたいこと
プランのルールは本気です。 どの契約も、ひとりがコーディングツールで対話的に使う前提です。Alibaba Cloud はスクリプトやバックエンドでの利用をはっきり禁止しています。Z.ai と BytePlus はサポート対象のツールに限定しています。Kimi はクライアントの偽装を禁じ、MiniMax は本番用途には従量課金を勧めています。プラットフォームの制限はないと明言しているのは StepFun だけです。Alibaba Cloud と Z.ai のプランは返金できないので、まずはいちばん安いプランで試すのが無難です。
枠は思ったより早く減ります。 Claude Code はひとつのタスクで何度もモデルを呼びます。ファイルを読み、ツールを動かし、結果を確かめる。リクエスト数や呼び出し回数で数えるプランは、チャットよりずっと早く減っていきます。
使えなくなる Claude Code の機能もあります。 Anthropic のドキュメントによると、ANTHROPIC_BASE_URL を Anthropic 以外に向けると Remote Control が無効になり、MCP のツール検索もデフォルトでオフになります。Claude Code 内蔵のウェブ検索はサーバー側のツールで、Anthropic が対応先として挙げているのは自社 API と一部のクラウドだけです。今回の各社の Claude Code ガイドも動作を約束しておらず、Z.ai と MiniMax は代わりに独自のウェブ検索 MCP を用意しています。エンドポイントがトークン数の計算に対応していなければ、/context の数字は概算になります。ウェブ版のクラウドセッションは常に Claude の契約を使い、これらの変数は読みません。また Z.ai と BytePlus が勧める CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC を設定すると Claude Code の自動更新も止まるので、ときどき claude update を手動で実行してください。
データの扱いも確認を。 Alibaba Cloud の中国版サイトのページには、Coding Plan の利用中、入力と生成内容をサービス改善とモデルの最適化に使うと書かれています。今回読んだ国際版のページには、この点の記載はありませんでした。どの会社を選ぶにしても、プライバシー条項には目を通しておきましょう。
名前はすぐ変わります。 今年はいくつものプランが作り直されました。Alibaba Cloud は Lite の新規販売を終え、MiniMax は Token Plan を M Plan に切り替え、Kimi は新しい会員プランを導入し、StepFun はクレジット制に移りました。この記事の内容は2026年10月8日時点のものです。急に動かなくなったら、まず各社の Claude Code 設定ページを確認してください。
