Claude Code が以前より早く動き出すようになったと感じていた人もいるかもしれません。Anthropic がその裏付けとなる数字を公開しました。ClaudeDevs アカウントは北京時間 10 月 17 日 5 時 34 分、X に「Claude 全体でパフォーマンスの改善を続けており、応答し始めるのが早くなったことに気づいた人もいるかもしれません(We keep improving performance across Claude, and you may have noticed it starts responding sooner!)」と投稿しました。最も大きく改善したのは Claude Code のローカルセッションで、最初のトークンが出るまでの待ち時間は 8 月の約 3 分の 1 になったとしています。
何が変わったのか
投稿が挙げている変更は二つです。一つは「Claude Code は毎ターン送信する会話を gzip で圧縮するようになり、より早くモデルに届く」こと。もう一つは「クラウドセッションも、入力を始めた時点で起動するようになった」ことです。それぞれの変更がどれだけ改善に寄与したのか、ほかの改善も関係しているのかについては書かれていません。
数字と計測方法
投稿に添付された図は 2026 年 8 月と 10 月を比べたもので、4 項目のうち 3 項目は同じ基準で計測されています。基準は、モデル自身の処理時間を除いた、最初のトークンが出るまでの待ち時間の 90 パーセンタイル(p90)です。この基準で、Claude Code のローカルセッションは 4.07 秒から 1.33 秒になり、図では「3 倍速い」とされています。Claude Code のクラウドセッションは 16.99 秒から 6.00 秒(図では 2.8 倍)、Claude のチャットと Cowork は 3.36 秒から 2.17 秒(1.5 倍)でした。
4 項目目の Claude API は計測方法が違います。こちらは最初のトークンまでの時間の中央値(p50)で、モデルの処理時間も含まれています。1.53 秒から 1.01 秒になり、図ではこれも 1.5 倍速いとされています。パーセンタイルが異なり、モデルの時間も含むため、ほかの 3 項目とそのまま比べることはできません。
図の見出しは「Claude Code で 3 倍、Claude で 1.5 倍速く(3x faster in Claude Code, 1.5x faster in Claude)」となっていますが、3 倍という数字が当てはまるのは Claude Code のローカルセッションです。いずれも Anthropic 自身の計測で、データの集め方について詳しい説明は出ていません。
更新履歴の記載
圧縮の変更は Claude Code の更新履歴にも載っています。北京時間 10 月 14 日 22 時 27 分に npm で公開されたバージョン 2.1.300 には、「Changed large requests to api.anthropic.com to use gzip compression even when telemetry is disabled; set CLAUDE_CODE_GZIP_REQUEST_BODIES=0 to turn it off」とあります。つまり、Anthropic の API に送る大きなリクエストは、テレメトリーがオンかオフかに関係なく圧縮されるようになり、環境変数 CLAUDE_CODE_GZIP_REQUEST_BODIES を 0 にすれば圧縮をオフにできます。どんな場合にオフにすべきかについて、更新履歴は触れていません。
