AI の機能が 2 つ、数日違いで終わります。OpenAI は ChatGPT のカスタム GPT を 2026 年 12 月 11 日に終了し、プラグインへ移行する予定です。Anthropic は単体版の Claude Design サイトを 2026 年 12 月 14 日に閉じ、Claude のアーティファクトに統合します。どちらも引き継がれるものと引き継がれないものがあり、それぞれのヘルプセンターに詳しく書かれています。
カスタム GPT は 12 月 11 日に終了
OpenAI のヘルプセンターによると、カスタム GPT はすべての ChatGPT プランで 2026 年 12 月 11 日に終了する予定です。その日以降、GPT とその GPT ページにはアクセスできなくなります。延期が承認された Enterprise ワークスペースは 2027 年 2 月 11 日までで、この延長はすべてのワークスペースに適用されるわけではないとしています。対象の Enterprise ワークスペース向けのスケジュールには、新しいカスタム GPT を作れなくなる予定日として 10 月 26 日も挙げられていますが、日付はいずれも変更の可能性があると注記されています。
移行先はプラグインです。GPT を作った人は、自分のアカウントで移行が使えるようになると、My GPTs のページにプラグインへ移行するためのオプションが表示されると OpenAI は説明しています。すべてのアカウントで同時に使えるようになるとは限りません。GPT の指示は新しいプラグインの中のスキルになり、ナレッジファイルは参照ファイルとしてコピーされ、接続済みのアプリはアプリとして追加されます。移行に使われるのは最新の公開バージョンなので、下書きや未公開の編集は引き継がれません。ここでの公開は移行のためのもので、一般に共有することにはなりません。移行した GPT は終了日まで使えますが、読み取り専用になります。
引き継がれないものもいくつかあります。GPT に選んだモデルは引き継がれません。GPT がほかのサービスを呼び出すためのカスタムアクションはまったく移行されず、作り直すにはカスタムの MCP サーバーと技術的な設定が必要になる場合があると OpenAI は書いています。共有設定も引き継がれません。移行したプラグインは非公開の状態から始まり、GPT を使っていた人が自動でアクセスできるようにはならず、一般公開するには別の申請手続きが必要です。OpenAI は、使い慣れたプロンプトをいくつか保存しておき、プラグインが GPT と同じように答えるか確かめることも勧めています。
心配しなくてよいのは過去の会話です。OpenAI によると、カスタム GPT との既存の会話は終了後もアクセスでき、残すために何かをする必要はありません。ほかの人が作った GPT を使っているだけの場合は自分で移行できないため、GPT に表示されるお知らせや、作成者からの代わりのプラグインについての案内を確認するよう OpenAI は勧めています。
Claude Design は 12 月 14 日に閉鎖
Anthropic によると、claude.ai/design の単体版 Claude Design サイトは 2026 年 12 月 14 日に閉じられ、それまでは引き続き使えます。その後、このアドレスは Claude に移動し、新しいデザインやデザインシステム、スライドはアーティファクトとして作られます。Claude Design は Free、Pro、Max、Team、Enterprise の各プランで使えます。
Anthropic がいま移してほしいとしているのはデザインシステムです。移行は Claude のアーティファクトのページから始め、1 回の移行で組織内のすべてのデザインシステムが、ほかの人が作ったものも含めて移されます。空のデザインシステムや、組み込みのスターターテーマから作ったものは、編集していても移行されません。Team と Enterprise のプランでは、非公開でない公開済みのデザインシステムは組織の全員と共有されます。また Enterprise プランではデザインシステムが初期状態でオフになっているため、先にオーナーがオンにする必要があるかもしれません。移行したデザインシステムは、いまのところそのページで直接編集できず、変更は Claude に頼むよう Anthropic は案内しています。
プロジェクトについては、いまは何もしなくてよいとしています。プロジェクトは単体版に残り、閉鎖まで使い続けられ、Claude への移し方は近く詳しく案内するとのことです。待ちたくない場合は、各プロジェクトの Share メニューから 1 件ずつ zip で書き出せます。Anthropic によると無料で、利用上限にも数えられません。データを保持しない設定(ZDR)の組織はアーティファクトをオンにできないため移行自体ができず、Anthropic はサイトが閉じる前にプロジェクトをダウンロードするよう求めています。
どうしても引き継がれないものもあります。Claude とのチャットと、プロジェクトやデザインシステムへのコメントは単体版に残り、閉鎖後に削除されます。単体版のプロジェクトの公開リンクも使えなくなります。デザインシステムとプロジェクトの元データも削除されます。Anthropic 自身、チャットとコメントで必要なものは 12 月 14 日までに保存するよう呼びかけています。
先に手を打つべきこと
2 つの終了では、求められることが違います。カスタム GPT では会話履歴は残りますが、カスタムアクション、共有設定、選んだモデルには注意が必要で、下書きのままのものは移行前に公開しておく必要があります。Claude Design では、デザインシステムはいまから移せますが、チャット、コメント、公開リンクは 12 月 14 日を過ぎると消え、プロジェクトの移行方法はまだ示されていません。Anthropic が詳細を公表したら、この記事を更新します。
