CodexでGPT-5.5が使えるのは、あと6日です。OpenAIは2026年10月14日、ChatGPT、ChatGPT Work、CodexからGPT-5.5を引退させます。無料プランからBusiness、Enterprise、Eduまで、すべてのプランが対象です。その5日後の10月19日には、GitHub CopilotからもGPT-5.5がなくなります。ほかの5モデルも同じ日に外れます。

Codexでの答えは単純で、GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol)に切り替えることです。モデルをいつもプルダウンで選んでいるだけなら、数秒で済みます。今週のうちに手を打つべきなのは、設定ファイル、プロファイル、CIジョブ、スケジュールタスクなどに gpt-5.5 と書き込んでいる人です。そうした設定は、なくなったモデルを呼び続けます。

いつ、どこから消えるのか

OpenAI:10月14日。 GPT-5.5はChatGPT、ChatGPT Work、Codexの全プランから外れます。OpenAIの表現では「コンシューマー、Business、Enterprise、Eduプランを含む」すべてです。9月14日にCodexの変更履歴で告知され、Codexのモデルページにも同じ内容が載っています。日付は示されていますが、時刻は示されていません。

GitHub Copilot:10月19日。 GitHubの変更履歴によると、次の6モデルが「すべてのGitHub Copilot体験」から外れます。対象はCopilot Chat、インライン編集、AskモードとAgentモード、コード補完です。

  • GPT-5.5 → 代替はGPT-5.6 Sol
  • GPT-5.4 → 代替はGPT-5.6 Sol
  • GPT-5.4 mini → 代替はGPT-5.6 Luna
  • GPT-5 mini → 代替はGPT-5.6 Luna
  • Gemini 3.7 Flash → 代替はGemini 3.8 Flash
  • Grok 4.5 → 代替はGrok 4.6

これらの代替はGitHubがCopilot向けに独自に選んだものです。そのため、ここではGPT-5.5の代替がGPT-5.6 Solになっていて、OpenAIがCodex向けに勧めるGPT-6.1 Solとは異なります。

この秋の引退はGPT-5.5が最初ではありません。gpt-5.4とgpt-5.4-miniは8月31日に、ChatGPTでサインインして使うCodexから外れました。GPT-5.3-Codex-Sparkも9月14日に引退しています。

代わりに何を使うか

GPT-6.1 Sol(gpt-6.1-sol)に切り替えてください。Codexのモデルページは、複雑なコーディングやエージェント的な作業にこのモデルを勧めていて、「Astraに近い性能を、Astraより低いコストで」と説明しています。決まった作業を繰り返すなら、同じページはLunaを挙げています。

GPT-6.1 Solはまだ展開中なので、自分のプランの状況を確認しておきましょう。

  • Plus、Pro、Business: ローンチ時点の展開対象で、デスクトップアプリとCLIで使えます。
  • Enterprise、Edu: 展開対象ですが、管理者が有効にするまでオフのままです。
  • Free、Go:「ローンチ時点では対象外」です。モデルページは、これらのプランではデスクトップアプリでGPT-6 Luna(gpt-6-luna)を選ぶよう案内しています。

GPT-6.1 Solがまだアカウントに来ていなければ、当面はGPT-6 Sol(gpt-6-sol)を使いましょう。モデルページが有料プラン向けの代替として挙げているモデルです。

管理者は、ワークスペース向けガイドの一文に注意してください。「デフォルトを変えてもモデルへのアクセス権は付与されない」。必要な人にGPT-6.1 Solを有効にしてから、チームのデフォルトを切り替えます。

名前について。 9月15日の@ChatGPTの投稿は「GPT-5.6 SolかGPT-6 Astra」への切り替えを勧めていました。OpenAIが更新し続けているモデルページは今gpt-6.1-solを推奨しているので、Codexではこちらに従えば大丈夫です。

gpt-5.5を固定していると何が止まるか

OpenAIが挙げる確認箇所は具体的です。「ワークスペースのデフォルト、保存済みのモデル設定、管理された構成、カスタムエージェント、スケジュールタスク、モデルを指定するスクリプト」。Codexでいえば、次のとおりです。

  • config.toml。 デスクトップアプリ、CLI、IDE拡張は同じファイルを読みます。gpt-5.5を指定しているならmodelの行を書き換えます。OpenAI自身の例はこうです。
  • model = "gpt-6.1-sol"
  • プロジェクトの設定。 Codexは信頼済みプロジェクト内の .codex/config.toml も読み、こちらが個人の設定より優先されます。リポジトリ側でgpt-5.5を固定していると、手元を直しても上書きされ続けます。
  • プロファイル。 プロファイルは今、~/.codex/profile-name.config.toml という個別のファイルに置き、同じトップレベルのmodelキーを使います。一つずつ確認してください。古いプロファイルにも注意が必要です。Codex 0.134.0以降、config.toml内の [profiles.profile-name] テーブルはまったく読まれません。そこに残っている設定はすでに無視されています。
  • スクリプトとCI。 モデルを指定してCodexを起動している箇所は、すべて新しい名前に変えます。OpenAIのドキュメントにある書き方は codex --model gpt-6.1-sol、codex exec -m gpt-6.1-sol "Review the current changes"、汎用の上書きなら codex --config model='"gpt-6.1-sol"' です。対話セッション中なら /model でその場で切り替えられます。
  • カスタムエージェントとスケジュールタスク。 それぞれが独自にモデルを持っているので、config.tomlを直しても直りません。
  • Copilotのモデル選択。 Copilot ChatでGPT-5.5を選んでいたら、19日までに別のモデルに替えておきましょう。Copilotでの代替としてGitHubが挙げているのはGPT-5.6 Solです。Copilot BusinessとEnterpriseでは、デフォルトのモデル有効化の設定のもとで代替モデルが自動的に有効になる、とGitHubは説明しています。例外は、管理者がグローバルのデフォルトをオフにしているか、そのモデルを無効にしている場合です。その場合は、Copilot設定のモデルポリシーで代替モデルを有効にする必要があります。引退したモデルを削除する作業は不要だそうです。

14日以降にgpt-5.5を指定したままのセッションがエラーになるのか、別のモデルに切り替わるのか、OpenAIは明らかにしていません。試して確かめるより、先に設定を変えておくほうが安全です。

変わらないもの

APIではGPT-5.5を引き続き使えます。変更履歴もモデルページも、今回の引退は「OpenAI APIには適用されない」としています。モデルページにも、GPT-5.5は「OpenAI APIで引き続き利用可能」とあります。

Codexでも、ChatGPTアカウントではなくAPIキーでサインインしている人は引き続き使えます。@OpenAIDevsの投稿はこうです。「GPT-5.5はOpenAI API Platformと、APIキーで認証したCodexセッションで引き続き利用できます」。これは自動化で効いてきます。OpenAIの非対話モードのドキュメントでは、CIは CODEX_API_KEY で認証する例になっています。今回の引退はAPIキーのセッションには及びません。対象はChatGPTサインインのCodexなので、誰かのChatGPTログインで動いているジョブは影響を受けます。

今週やること

  • gpt-5.5を検索する。 dotfiles、リポジトリ、CI設定、保存済みの自動化をまとめて探します。
  • config.tomlとプロファイルをgpt-6.1-solに切り替える。 まだ使えなければ当面はgpt-6-sol。FreeとGoはデスクトップアプリでgpt-6-lunaを使います。
  • 共有リポジトリのプロジェクト設定を確認する。 古い固定が手元の変更を上書きしないようにします。
  • スクリプト、カスタムエージェント、スケジュールタスクもgpt-6.1-solに。 モデル名が書かれている箇所が対象です。
  • 管理者はGPT-6.1 Solを有効化してからデフォルトを変更する。 必要な人が使えることを確かめてから、ワークスペースのデフォルトと管理された構成を更新します。
  • Copilotは10月19日までにGPT-5.5から移る。 組織でデフォルトのモデル有効化がオフになっていないかも確認しましょう。
  • どうしてもGPT-5.5が必要なら、 APIと、APIキーで認証したCodexセッションで引き続き使えます。