Moonshot AI が発表していないモデル ID「k3d1-agent」が、Kimi のウェブサイトでモデル選択を処理するスクリプトに含まれています。このファイルは Moonshot 自身の静的ファイルサーバーから配信され、現在の kimi.com でも読み込まれています。サーバーのタイムスタンプによると、最終更新は北京時間 10 月 15 日 22 時 1 分です。注目を集めたのは 10 月 17 日で、X アカウント @gpuhell が北京時間 21 時 16 分にこれを投稿しました。Moonshot はこのモデルについて何も述べておらず、今のところは「リリース」ではなく、コードの中に名前があるという段階です。

コードからわかること

このスクリプトでは、Kimi のタスク用ワークスペース OK Computer に新しい「make3d」モードが定義されており、スライド、表計算、ドキュメント、ウェブサイト、ディープリサーチ、デザインといった既存のモードと並んでいます。新しい ID はこのモードに結びついていて、make3d を選んだ状態で k3d1-agent 以外のモデルを選ぶと、コードはユーザーをホームページに戻します。ファイル内のほかのモデル ID はすでに公開済みの Kimi K2.5 と Kimi K3 を指しており、通常のチャットでは k2.5、エージェントタスクでは k3 が既定になっています。

K3.1 か、3D モデルか

@gpuhell は「k3d1」を Kimi K3.1 と読み、フォロワーに「期待しよう」と呼びかけました。その読み方もありえますが、コードだけでは決められません。この名前は「K3 と 3D」、あるいは 3D モデルの第 1 版とも同じように読めますし、ID が出てくるのは make3d に関係する箇所だけです。通常のチャットやエージェントモードと結びつける記述はファイルになく、そちらの既定は今も k2.5 と k3 のままです。Kimi のトップページはすでに、K3 でプレイ可能なマルチプレイヤーゲームや 3D ゲームを作れるとアピールしており、3D 専用モードは同社が今押し出している方向とも合います。

同じ日の少し前には、別の X アカウント 2 つが別の変化を報告しています。@LeroyLi311063 は北京時間 19 時 22 分、Kimi Code の裏で動くモデル kimi-for-coding の fingerprint が変わったと投稿し、@AiBattle_ が 19 時 45 分に fpv0_a3373eb3 から fpv0_404e18bd への変化として具体的な値を示しました。fingerprint の変化はバックエンドで何かが変わったことを示しますが、これは第三者による観測で、現時点では k3d1-agent と結びつける根拠はありません。

Moonshot の公式チャネルの状況

北京時間 10 月 17 日 22 時 30 分の時点で、Moonshot の公式チャネルのどこにも k3d1-agent や K3.1 の記載はありません。Kimi Code のドキュメントでは kimi-for-coding は今も K2.8 Preview のままで、Moonshot プラットフォームの料金ページにもどちらの名前もありません。Hugging Face の moonshotai で最新のモデルは今も 6 月 13 日公開の Kimi-K3 で、OpenRouter にも K3 より新しい Kimi モデルはありません。Kimi の公式 X アカウントの最新投稿は 10 月 15 日の Kimi Work のチュートリアルです。このモデルの仕様、価格、コンテキスト長、提供状況について、Moonshot は何も公表していません。

Moonshot から発表があり次第、この記事を更新します。