智譜のドキュメントによると、Managed Agents のサンドボックスと実行環境は 2026 年 10 月 31 日まで期間限定で無料で、Web Search と Web Fetch のツール呼び出しも同じ日まで無料です。ドキュメントからはほかに3つのポイントが読み取れます。まず、ベータは全面公開されており、ドキュメントには「API 与控制台均已全量开放」(API とコンソールのどちらも全面公開済み)とあります。次に、対応モデルは GLM-5.3 系の glm-5.3、glm-5.3-flash、glm-5.3-flashx です。そして課金はオープンプラットフォームの API による従量課金で、Coding Plan の枠には現時点では対応していません。なお、10 月 22 日時点で智譜はまだ正式な発表をしておらず、@Zai_org の投稿も公式ブログの記事もありません。Claude Managed Agents を知る開発者にとっては、GLM ベースの代替候補になります。

Managed Agents とは

概要ページによると、Managed Agents はセッションごとにクラウドのサンドボックスを用意し、エージェントがその中でツールを呼び出し、ファイルを扱い、コマンドを実行しながら長いタスクを進められるようにするサービスです。ドキュメントに挙げられている主な機能は次のとおりです。

  • Bash:サンドボックス内でシェルコマンドを実行
  • ファイル操作:サンドボックス内のファイルの読み取り、書き込み、編集、検索
  • MCP サーバー:外部のツール提供元に接続
  • Skills:モデルやシステムプロンプトとともにエージェント定義に書き、セッションをまたいで再利用
  • 定期実行:スケジュール設定したデプロイで、cron に沿ってエージェントを定期的に実行

エージェントと環境は再利用できる定義で、セッションは1回ごとの実際の実行です。API の設計は Claude Managed Agents とよく似ています。ドキュメントでは、すべてのリクエストにバージョンヘッダーとベータヘッダー zai-beta: managed-agents-2026-09-22 を付けるよう求めており、サンドボックスのツールを使うにはエージェント作成時にツールセット agent_toolset_20260601 を明示的に指定する必要があります。

課金の仕組み

ドキュメントでは費用を次のように分けています。

  • モデル利用料:セッションが実際に呼び出したモデル(現在は glm-5.3、glm-5.3-flash、glm-5.3-flashx)について、オープンプラットフォームの API で従量課金。単価は同名モデルの通常の推論料金と同じです。
  • Coding Plan:ドキュメントには、Managed Agents はオープンプラットフォームの API による従量課金で、現時点では Coding Plan の枠に対応していないと明記されています。Coding Plan を契約していても対象外です。
  • サンドボックスと実行環境:2026 年 10 月 31 日まで無料。その後の課金ルールはプラットフォームの告知に従います。
  • Web Search と Web Fetch:ツール呼び出しの料金は 2026 年 10 月 31 日まで無料で、その後は呼び出しごとに課金。モデルのトークン料金は引き続き発生し、単価は正式な告知に従います。
  • MCP:自前の MCP サーバーの利用料はオープンプラットフォームの告知に従います。

また、ベータ期間中は課金ルールが変わる可能性があり、プラットフォームの告知と請求書が正式なものだとしています。

無料期間でカバーされる範囲

無料期間中でも、Managed Agents を完全に無料で使えるわけではありません。2026 年 10 月 31 日までサンドボックスと Web Search・Web Fetch のツール料金はかかりませんが、GLM-5.3 系モデルが処理するトークンは通常の API 料金で課金されます。その日以降のサンドボックスや検索ツールの料金は、ドキュメントにはまだ記載がありません。いま試すチームはトークンの消費量を確認しつつ、11 月までに智譜の告知をチェックしておくとよいでしょう。

GLM のほかの無料提供については、智譜 AutoClaw の無料トークン提供とOpenCode で無料になった GLM-5.3-Flashもご覧ください。