OpenAI は 2026 年 10 月 19 日付のブログで、COBOL、Fortran、Visual Basic など低リソースなプログラミング言語でのコーディング進展を発表しました。同社によると、これらの言語は Python や JavaScript より公開コードやドキュメントが少なく、モデルが学びにくい一方で、重要なシステムを支えています。同じ話題の OpenAI の X 投稿は北京時間 10 月 20 日 6 時 30 分頃です。
OpenAI は進捗を測るために自社の評価を二つ使ったと説明しています。MultiLangBench は、20 のプログラミング言語それぞれで SQLite 互換のデータベースエンジンをゼロから作らせる評価です。もう一つは COBOL プログラムを C++、Java、Kotlin、Python、Rust へ振る舞いを保ったまま移行できるかを見る COBOL 移行評価です。
MultiLangBench
OpenAI 自身の数字では、最大の reasoning effort で GPT-6 Astra は 20 言語の平均テスト通過率が 87.4% で、GPT-5.6 Sol の 26.8% から上がり、調べたすべての言語で改善したとしています。例として COBOL は 10.9% から 72.1%、OCaml は 25.6% から 85.8%、Fortran は 21.4% から 83.5%、Visual Basic は 27.5% から 89.4% です。Astra は 20 言語中 19 言語で 83% 超、最も難しい COBOL でも 72% だと OpenAI は書いています。
GPT-6 Luna も同じスイートのすべての言語で GPT-5.6 Sol を上回り、最大 reasoning effort で平均通過率 40.3%、推定平均 API コストは約 78% 低い(サンプルあたり 0.77 ドル対 GPT-5.6 Sol の 3.48 ドル)と OpenAI は述べています。
OpenAI は MultiLangBench の評価一式、テストスイート、言語ごとの結果を GitHub で公開しています。
COBOL 移行
OpenAI の COBOL 移行評価では、GPT-6.1 Sol は低推論で正答率 86.6%、同じ設定の GPT-5.6 Sol は 5.4% で、コストは約 39% 安いとされています。より高い推論では 97.9% に達し、評価をほぼ上限に近づけたと OpenAI は書いています。本番ソフトウェアへの適用には、各システムの業務ルールに照らした専門家のレビューとテストがなお必要だとも注記しています。
